コーヒー粉とコーヒー豆はどう違うのか?

みなさんはコーヒーを購入する時、
「豆」で購入されますか?それとも、「粉」で購入されますか?

コーヒー豆とは、コーヒーノキから採取される、
コーヒーチェリーというフルーツの「種」のこと。

大きく分ければ、生産されたままの生豆の状態と、
焙煎された豆の状態に分けることができます。

もちろんみなさんは焙煎された豆を購入されるわけですが、
コーヒーミルをお持ちでなかったり、面倒だったりということで、
粉で購入される方もいると思います。

粉と豆の違いについて

コーヒーは粉に挽いてから飲むものなので、
買ってきてすぐに淹れることができる、
粉の状態で買ってくるのが一番楽ですよね。

豆の状態で買ってきた場合は、
ご存知のとうり、ミルを使って粉にしないといけません。
粉にするという作業が一つ増えることになります。

なぜ、わざわざ飲む前に粉に挽く必要があるのか?

粉に挽いた状態は、豆の状態に比べて
表面積が20倍以上になり、空気に接する量が爆発的に増えるので
一気に劣化が進んでしまうからなんです。

コーヒーは消臭剤になると聞いたことはありませんか?

靴箱や冷蔵庫のような匂いが気になるところに
使用後のコーヒーかすを入れておくと
嫌な匂いを消臭してくれます。

コーヒー豆を焙煎すると、豆内の水分が蒸発し
空洞になったところに、炭酸ガスが発生します。
そのガスがお湯と反応して、ぷくーっと膨らむわけです。

新鮮なコーヒー豆はよく膨らむと言われるのは、
このガスがたくさん豆の中に残っているからなんです。

売っているコーヒー豆にガス抜きが付いているのは
そのためです。

逆に言えば、真空パックで売っているコーヒーは、
ガスが抜けきった後のコーヒーということです。

このガスも時間が経過すると、どんどんと抜けていきます。

その中のガスが抜ける時に、まわりの空気を取り込む
ことによって、消臭されるという原理なんですね。

ということは、豆よりも粉にしたコーヒーは
表面積が多くあるため、たくさん消臭してくれるということになります。
その分、たくさん酸化すると言い換えることができますね。

やはり、どちらが美味しいというと
やはり豆の状態で購入し、飲む直前に粉に挽くのが
そのコーヒーの最高値に近づけることができます。

賞味期限は?

コーヒーを淹れた際に、なんか前とは味が違う?!
ということはありませんか?

生豆の状態であれば、3年〜5年と
長い間保存しても、オールドクロップや
オールドコーヒーとして美味しく楽しむことができます。

ところが焙煎をしたコーヒー豆は、
あっという間に酸化が進んでしまう為、
保存状態にもよりますが、約1ヶ月で賞味期限になります。

粉にしてしまったコーヒーは、
1週間ほどで香りが飛んでしまうのです。

酸化が進んでしまうと、香りが弱くなり、
嫌な酸味やエグ味、雑味が強くなっていきます。

焙煎したてが一番美味しいのか?

実は、焙煎したての豆は大量に炭酸ガスを含んでいるので、
ガスが多すぎて、豆の本来の性能が出ていない状態なんです。

豆が暴れている状態なんて言ったりします。
カレーの感覚に似ているんです。
2日ほど過ぎた方が味が馴染んで美味しくなりますよね。

コーヒーは焙煎後、炭酸ガスの放出と酸素の吸収をしながら、
熟成していきます。結局は酸化の過程なのですが、
1週間〜10日くらいまでは、熟成と言えるような、
香味が増してくる期間になります。

ただし、これは豆の状態の話です!

 

焙煎直後の豆に関しては、すぐに挽いてしまった場合、
熟成の過程がない状態で酸素に晒すことになるので、
一気に酸化してしまうことになります。

どんなに高級で美味しい豆でも、酸化してしまえば
良い香りや風味がなくなってしまい、
本来の美味しさを楽しむことができません。

コーヒーは生き物なんです。

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コーヒーミルについて

お話してきたように、焙煎後の熟成されていく経過も
楽しむことができるので、豆での購入をお勧めしています。

コーヒーは粉に挽いた時に、一番香りを放ちます。
この香りを楽しんでいただきたいんです。

手回しのミルでも構いませんが、
長く使えるものですので、手動みるよりも
電動ミルをお勧めしています。

ミルについての内容は、こちらでお話しています。

コーヒーミルの選び方

2017.06.30

まとめ

色々とお話してきましたが、「仕事前にそんな時間がない」、
「面倒だから挽いてなんていられない!」とお客様に言われます。
もちろん理解しています。

コーヒー屋の都合ばかり言えません。
でも少しでも美味しく飲んでいただきたい。

コーヒーを粉で購入される場合は、
少量ずつ購入いただくことと、
密閉容器に入れて冷蔵庫で保存していただく。

これだけ試してもらうだけでも、
美味しいコーヒーを長く楽しんでもらえると思います。

 

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