DJミキサーはレコード初心者にもおすすめ!

今日は、Djミキサーの話。

Djミキサーというと、Djに興味のない方は関係ない機材だと思われるかもしれません。
もちろんDj用の機材ではあります。

しかし、実はレコードをこれから始めたいと思っている方にも、お勧めの機材だったりします。
その理由を話してみようと思います。

今回、なぜDjミキサーの話をしようと思ったというと、「Omtoronic」というメーカーのDjミキサーを購入したのが、発端です。

購入したOmtoronicを元に、Djミキサーのとはどんなものなのかを話をしてみようと思います。
レコードを始めてみようと思う方、ロータリーDjミキサーに興味がある方、ご覧になってみてください。

それでは行ってみましょう。

DJミキサーとはなんぞや?

Djミキサーを説明するには、レコードから音が出るまでの流れを先に話す必要があります。

まず、レコードプレーヤーから出てくる電気信号はとても小さい信号です。
そのままミニコンポ等やアンプに入力しても信号が小さすぎて、まともな音が出てきません。

そこで必要になってくるのが、フォノイコライザーというもの。
プリアンプといわれるものにもフォノイコライザーが内蔵されています。

このフォノイコライザーですが、詳しく説明を始めると長くなってしまうので、今回詳しい説明は割愛させてもらいます。
簡単に言えば、フォノイコライザーを使うことで、レコードプレーヤーの小さな信号をミニコンポや通常のアンプに入力できるくらいの信号に増幅し、接続できる状態にしてくれます。

なんとなく、イメージできるでしょうか。

Djミキサーの話に戻ります。
Djミキサーにも、プリアンプ同様にフォノイコライザーが内蔵されているので、レコードプレーヤーからDjミキサーに接続し、信号を増幅させてパワーアンプへ出力することができます。

また、Djミキサーは複数の曲を同時に再生することができます。
Djは、Aの曲からBの曲へと曲を切り替えていく、またはAとBの曲を混ぜながらCという曲を作り上げたりしながら、音楽を繋げていく訳です。

その為、Djミキサーは複数のレコードプレーヤーはもちろん、パソコンやCDプレーヤー、エフェクター等の電気信号のレベルが異なる機器を全てを接続でき、同時に再生できる必要がある訳です。

さらにイコライザーというもので、低音、中音、高音の各帯域を小さくしたり、大きくしたりする機能も持っているもの多く、音質が異なる曲を調整し整えて再生することが可能です。

購入した理由

ざっくりと自分のDjミキサーの経歴として、 初めて購入したのは30年前。
テクニクス、オーディオテクニカ、コルグ、ベスタクス、パイオニアといろいろ使ってきました。
ベスタクスに関しては、4、5種類くらいは使ったでしょうか。

メーカー、機種によって音質が大きく変わってくるので、個人的にDjミキサーという機材が好きなんです。
そんなDjミキサー好きな自分ですが、ここ15年くらいはUreiを使ってきました。

Ureiは独特なフィルターが掛かったような音質で、決して繊細な音ではありません。
モコっとした太い音で、大音量でミックスされた出音が独特です。
Ureiの音質が好きではないという方もいますので、好みが分かれる音だと思います。

所有しているUreiはオリジナルのUreiではなく、Soundcraft社が出したリメイク版。
オリジナルのUreiとは全く異なる音質ではあります。
デジタル音源も意識して作られたような音質で、最近のデジタル処理されたレコード、CD等ではオリジナルよりもクリアな音質になりますが、レコード感はやっぱりオリジナルの方が個人的に好きです。

ただ、そこまで音量を出さない環境なので、満足して使ってきました。

各チャンネルのイコライザーやボリュームインジケーター等の機能はなく、シンプルにボリュームだけしかありません。

ロータリー式というのもあって、好みが分かれるDjミキサーですね。

Urei1620 LE

そんなUreiを長年使ってきた訳ですが、長期間の使用で音質も操作的にも少々飽きがきていました。他のミキサーも触りたくなるんですよね。。。

Ureiは今後も使い続けるつもりですが、サブ機として異なるミキサーを使いたい。

ということで、数年前からサブ機として、いろいろと探っていました。
E&S、Alpha Recording System、Mastersounds、Condesa Electronics、etc…
高額なものが多いんです。

そんな中、OmnitoronicのTRM-402を知ります。
まったく知らないメーカーでしたし、情報も多くありません。

他のメーカーと比べるとお手頃価格ということもあり、単純に音を聞いてみたい。
悩んだ末ポチッとしました。

Ominitoronicについて

まず、Omnitronic TRM-402はロータリ式のDjミキサーです。
あまり知らない方もおられると思うので、ロータリーミキサーについても触れておきます。

ロータリーミキサーとは

基本的にミキサーといえば、縦型のフェーダーが一般的です。
つまみを上下に動かして調整するタイプですね。
視覚的にも縦型のフェーダーは分かりやすく、つまみの位置でどれくらいというのがわかります。

逆にロータリーははダイヤル式なので、ぱっと見の位置がいまいち分かりにくいです。
クラブのような暗闇の中だと、なおさら。

ただ、このダイヤルな感じが慣れてしまうと、じわじわ音楽を混ぜていくのに役立ちます。
徐々に展開を作っていける感じはロータリーならではです。

そしてこのロータリーミキサーがここ数年、レコードブームのあってか世界中で人気になってきています。
シンプルな作りと音質の良さ、昨今のDjミキサーのようなギラギラしたデザインではないのも魅力なのかもしれません。

ピュアオーディオの方たちも音質の良さから使用している人も多く、いろいろなメーカーが ロータリーミキサーを出しています。

ただ、HipHop Djのように、スクラッチをすることは不可能ですし、メリハリのある切り替えは苦手なので、使いずらいというDjさんも多くいます。

Omnitronic TRM-402

さて、ここまで長くなりましたが、本題のOmnitronicについて話していきます。
Omnitronicはドイツのメーカーさんです。
Djミキサー以外にも音響機器をたくさん出しているんです。

自分は4チャンネルを購入しましたが、2チャンネルのものもあります。
CDJやその他の機器も接続する可能性があるので、4チャンネルのものにしました。

そして、音質について。

購入して、4ヶ月ほど使いました。
音も安定してきた感じがします。

一言で言うと、「悪くない音質」です。

パワーもそれなりにあります。
繊細さもある程度はあるので、音の情報量も多く聴き取れます。

ですが、突出してどこが良いと言えない感じは否めません。
良くも悪くも、「クセ」がない感じなんですよね。

Ureiのモコっとした音の太さや、ALLEN & HEATHのような音の粒が見えるような繊細さはありません。
日常のリスニングとしては、十分な音質ですが、「Omnitronicの○○な音が好き!」という印象にはなりにくいかもしれません。

機能面では、大型ダイヤルのアイソレーターも使い勝手が良いです。
ロータリーはUreiと同じアルプス社のものなので、ヌルッとしたダイヤル感も個人的には好きです。

なにより金額面でかなりコスパ良しです。
その他のロータリーミキサーを見ると、3、40万円以上のものがほとんどですからね。

海外から直接購入すれば、5、6万で購入できます。
今回は国内代理店である、ミュージックハウスフレンズさんでは10万円くらい。

補償がついているので安心なので、自分はフレンズさんで購入しました。

今回、Omnitoronicを購入した、 ミュージックハウスフレンズさんのページはこちら。
👇
ミュージックハウスフレンズ
Omnitronic TRM-402

追記:Omnitronic製DJミキサーの故障対応について

サブ機として所有していたOmnitronicTRM-402 が故障しました。
電源は入るものの、音が一切出ない状態です。

使用状況としてはイベント時のみの使用で、
購入から現在まで実使用時間は10時間にも満たない状況でした。
保証期間は過ぎていましたが、一般的な感覚としては
「この使用時間で壊れるのか…」という印象です。

DJミキサーを専門的に修理されている業者さんに相談したところ、
このモデルは電源回路に構造的な問題を抱えているとのことでした。
同様の相談も多く、さらにメーカー側が該当基板の供給を行っていないため、
事実上修理不能 という判断でした。

購入元である ミュージックハウス フレンズ に修理を依頼したところ、
提示された修理費用は 約3万円〜8万5千円。

さらに、
「8万5千円の修理であれば、故障しづらくなるような改善カスタムが可能」
との説明がありました。

この説明を聞いた正直な感想としては、
「元々、構造的な弱点があることを把握しているのでは?」
という疑問でした。
少なくとも、安価な修理では再発する可能性があると受け取れる内容です。

対応についても、
・保証期間外であること
・第三者が触った可能性があること
を理由に、事実上これ以上の対応は難しい、という結論でした。

現在は、Omnitronicブランドを展開している
Steinigke社(ドイツ)に直接、品質に関する正式な問い合わせを行っている状況です。
受付完了の連絡はありましたが、現時点では詳細な返信待ちとなっています。

今後のメーカーからの回答内容によっては、
消費生活センターへの相談も検討しています。

本来、このようなネガティブな内容をブログに書くことはほとんどありません。
ただ、

  • 使用時間が極端に少ない状態での故障
  • 修理不能、もしくは高額修理が前提となる構造
  • 同様の状況に陥る可能性がある方が他にもいること

これらを考えると、同じ思いをする方が一人でも減ればと思い、
事実ベースで追記として残すことにしました。

プリアンプはいらない説

冒頭にもお話した通り、Djミキサーはフォノイコライザーが内蔵されており、プリアンプの役割を果たしてくれます。

そもそもプリアンプは、幾つもの機器の切り替えスイッチとしての役目と、 パワーアンプにボリュームがついていないものなんかは、 プリアンプでボリュームをコントロールするというような、スイッチャー的な役割の機器です。

名機と言われるようなプリアンプは、また独特な音色になるので、通すことによって音が良くなります。
粗悪なプリアンプは音が悪くなってしまうこともあります。

その点、Djミキサーはフォノイコライザー内蔵のスイッチャーとしての役割も各チャンネルのボリュームコントロールの機能もあります。

物によっては粗悪なプリアンプ同様に音質が悪くなってしまうものもありますが、良いDjミキサーになれば名機と言われるプリアンプに劣らない音質を、プリアンプに比べて低価格で手に入れることができます。

まとめ

今回はサブ機のDJミキサーとして、Omnitronic Trm-402について話してみました。
いかがだったでしょうか。

最近のターンテーブルはフォノイコライザーが内蔵されているものもあるので、フォノ入力がないアンプでも使用することができます。
ただ、内蔵されているフォノイコライザーは、簡易的なものがほとんどです。
音質面では、どうしても「それなりの音」になります。

同様に低価格帯のプリアンプやフォノイコライザーも、音質面ではそれなりになってしまいます。その点、ミドルクラス以上のDjミキサーくらいになるば、音質の期待値はかなり上がると思います。

高級プリアンプですと、音質が良いのはもちろんですが、不要な機能やネームバリューも含まれてきますので、必然的に高額になります。

その点、Djミキサーは音を出す以外の不要な機能もなく、コスパ面で軍配があると思います。

また、単純にロータリーミキサーが気になっている方も多いのではないでしょうか。
UREIやBozak、E&S、Mastersoundsやアルファレコーディングなど、たくさんのメーカーから出しています。
高級プリアンプに比べれば安くなりますが、Djミキサーの中では高額です。

そんな中で、Omnitronicは手頃な金額でそこそこ音質も良く、現行品でのロータリーミキサーの入門としては、かなりおすすです。

コスパ、かなり良しです!

気になる方はぜひ、チェックしてみてください。
今回はこの辺で。

おすすめのDjミキサー

ALLEN&HEATH
¥330,000 (2022/10/23 09:02時点 | Amazon調べ)

ピュアオーディオの人たちでも使っている人が多い、音質の良いDjミキサー。
縦型フェーダーのミキサーですが、使い勝手も良く音質は本当に良いです。

値段も手頃で、最初の一台としておすすめです。
繊細さは弱いですが、Vestaxらしい音質のミキサーです。

動画でも解説しています

つたない文章で解説させてもらいましたが、動画でも現物を見てもらいながら説明しております。

上手に説明できていないかもしれませんが、機会があればご覧になってみてください。
文章よりも、イメージは掴んでもらえると思います。

動画はこちら👇

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